コロナ禍における学院支援について

会員の皆様

 日頃、同窓会活動にご協力いただき、ありがとうございます。

 過去数ヶ月間、新型コロナウイルス感染拡大によって、公私ともに不自由で不安な生活を強いられてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。5月下旬に「緊急事態宣言」が解除されたとはいえ、未だ楽観できない状況が続いています。

 こうした中、学院も卒業式・入学式の中止、構内立ち入り禁止措置によるオンライン授業の実施、部活動の自粛など、かつてないほどの困難な状況に直面しています。

 このような母校の状況を受けて、理事会としての検討及び議決の結果、下記支援を実施することと致しましたので、ご報告申し上げます。

 ➀令和2年度予算における「同窓会給付奨学金」を当初予定の30万円から100万円に増額することにより、コロナ禍による家計急変などで経済的困難に直面し た生徒を支援する。運用・支出については学院に一任。

(備考)

 1.「同窓会給付奨学金」は家計急変時に給付される奨学金として従来から設置されている。令和元年度予算では30万円を計上。

 2.令和元年度決算及び令和2年度予算に関しては、本年3月末に予定した会計監査がコロナ対策で中止となったことから、現在まで理事会議決が得られていない。ただし、「奨学金」については、予算承認前の支出を「可」とする。

  上記予決算については、後日、会計監査と理事会議決を経た後、次回総会に報告する。(参考:会則14条「本会の予算決算は理事会の議決を必要とし、これを総会に報告しなければならない」)

 3.支援策は他にも様々考えられるが、「学院に事務手続き等で負担をかけないこと」を重視した結果、既存の「奨学金」を活用することとした。

今後の新型コロナウイルス問題の推移及び学院の状況に応じて、「奨学金」の更なる増額あるいは新たな支援策を検討する。

同窓会として、新たな時代を担う「知性」と「感性」を合わせ持つ人材を育てる学び舎としての母校を今後とも支援していきたいと考えています。会員の皆様のご理解とご協力をお願い申しあげます。

早稲田大学高等学院同窓会

理事長 吉原 正(23期)