同窓会会長(高等学院長)
本杉秀穂

同窓会会員の皆様におかれましては、ますますお元気にご活躍のこととお慶び申し上げます。

皆様が学び舎を再訪されたとき、変わらぬ欅並木の先に連なる明るく広々とした新校舎、明るい陽光の下、センターグランドと呼ばれる人工芝の上で走り回る中学部生の歓声など、新しき学院の息吹がそこここに体感されることでしょう。そして、中学部1期生が2016年4月、早稲田大学学部に初めて席を占めました。

変わりました。しかし、学院の本質は変化にあっても、どっこい生き続けています。自由を標榜しているからこそ、学院生の挑戦的な活動が絶えることなく続いています。まさに、創立者大隈重信が「学問の独立」について、「自由討究を主とする」のであって、それが「独創性」を生む、といっているように、問題意識を研ぎ澄ませ、徹底的に自由討究の精神で議論し、試行錯誤を粘り強く続けていく、熱い志が育ち続けています。さらに、第二体育館と武道場が合併した新体育館、全面人工芝となった北グラウンドでは、部活動に熱中し、考え議論しながらする闘争心が躍動しています。冷暖房完備となった洒落た新講堂、ここでは学院祭はもちろんのこと、才能あるピアニスト、ヴァイオリンニストなどが、リサイタルを自発的に開催するようになりました。少しおとなしくなったと言われることはあっても、まだまだ学院の遺伝子は受け継がれています。

さらに、発足以来10年以上を経る「同窓会学術奨励金」「同窓会体育活動奨励金」に、「後輩よ、サポートするから自由に一つのことに突っ込んでみよ。」との皆様の熱い呼びかけを感じ取り、新しい活動が進められています。

例年の同窓会総会の日(4月29日)には、かけがえのない旧交を温めるとともに、変貌を遂げた学院の校舎群と後輩学院生の活動をご覧いただければと思います。

皆様の学院への心のこもったご支援に感謝申し上げますとともに、皆様のご健勝とご発展を祈念いたします。