第13代理事長
吉原 正

会員の皆様には同窓会活動にご協力いただき御礼申しあげます。
2018年4月から同窓会理事長を務めております23期の吉原正(まさし)と申します。学院卒業は1972年(昭和47年)です。卒業して半世紀が過ぎましたが、理事会などで学院に伺う際、上石神井の駅から、あの狭いバス通りを抜けて、正門から続くけやき並木の道を歩いていると、いつも”学院生”に戻ったような不思議な気分になります。右側には新しくて瀟洒な校舎がありますが、左側のテニスコートは驚くほど変わっていません。

1949年(昭和24年)に現在の戸山キャンパス内に設置された新制高等学院は、1956年(昭和31年)の上石神井移転、2010年(平成22年)の「中学部」開設を経て、2024年(令和6年)に早稲田においては大きな節目となる「75周年」を迎えることになります。卒業生(1期~73期)は4万名を超えており、その活躍の舞台は国内外のあらゆる分野に及んでいます。コロナ禍により2022年4月29日に3年ぶりの復活開催となった「総会・ホームカミングデー」では、初めてZoomによるオンライン中継を実施しましたが、欧米やアジアからのアクセスもあり、卒業生の活躍の場が世界中に拡がっていることを改めて実感しました。こうしたITを活用した同窓会活動の新たな展開については、2021年末に開始したツイッターによる情報発信をはじめとして更に推進していきます。

2020年春以降に拡がった新型コロナ感染症は、3年を経た今でも終息に至っておらず、社会全体に様々な影響を及ぼしています。学院も例外ではなく、経済的な困難にある生徒も決して少なくはありません。
このような現状を受けて、同窓会として既存の「同窓会奨学金」を増額して、2020年度100万円、2021年度150万円、2022年度100万円と支援を必要とする生徒に給付してきました。「母校発展への寄与及び学院生支援」という同窓会の基本目的に即した取り組みとして、今後も状況に応じた支援を継続してまいります。

また、コロナ禍の中にあっても、学院生諸君は多方面で活躍しており、最近は早慶戦のテレビ中継などで学院出身選手を目にすることも度々ですし、学術研究で目覚ましい成果を示す生徒もおり、まさに「文武両道」を体現しています。同窓会は「学術研究奨励金」「文化・体育活動奨励金」を通じて、学院生を応援し続けます。

今、世界はコロナ禍だけでなく、ウクライナ戦争、環境・エネルギー危機、格差拡大等々、数多くの難しい問題に直面していますが、次代を担う学院生を我々同窓生が応援することは、将来、こうした問題の解決につながる一助となると言っても過言ではないと思います。

皆様のご理解とご協力をお願いいたします。