【いま知らせたいこと】「感染症 と新型 コロナウイルス感染症 (COVID-19)の 基礎知識」 38期 医師 黒田 仁

1987(S62)卒 38期 A組 物理 東北大医学部 黒田 仁

(医療法人博仁会共済病院 内科部長)

感染症と新型コロナウイルス感染症(COVID19)の基礎知識

 私は学院出身としては下記の通り異色の経歴かもしれません。今は、埼玉県さいたま市緑区(旧浦和市)にある、市中病院(医療法人博仁会共済病院)で内科医として勤務しています。専門は総合診療、総合内科、感染制御学です。

 かつて岩手県宮古市田老地区で勤務していた際に、学校医をしていた縁で、養護教諭(いわゆる保健室の先生)と交流があります。そこで今回、2019年末以来世界にまん延している新型コロナウイルス感染症(COVID19)について『日本学校救急看護学会誌 第14巻第1号』へ総説の投稿依頼がありました。ご存知の通り養護教諭には教育学部出身者と看護系(医療系)出身者があるため、タイトルを上として医療系出身でなくても理解しやすいように作成しました。

 また同誌は2021年3月に発刊されましたが、2020年12月が締め切りであったため、その時点でまだ知られていなかった変異株やワクチンの知見については触れることはできませんでしたが、ぶれない基礎知識を記載したつもりです。

 お時間がありましたら、添付のPDFファイルをご笑覧ください。

【前半】

【後半】

 COVID19は手ごわいウイルス感染症です。感染対策は「凡事徹底」に尽きると思います。必ずトンネルには出口があるはずです。

 皆様のご活躍とともにご健康を祈念しております。

 

経歴

1987年3月 高等学院卒(A組 担任は野池宏美先生、部活は室内合奏団)

1991年3月 理工学部物理学科卒(高分子物性物理学研究室 千葉明夫教授)

1998年3月 東北大学医学部

1998年4月 医師免許取得後 岩手県立宮古病院医師

2001年4月 東北大学大学院医学系研究科入学(のちの感染制御検査診断学分野)

2001年8月 岩手県下閉伊郡田老町国民健康保険田老病院 内科長

2007年4月 宮古市国民健康保険田老病院 病院長

2008年4月 宮古市国民健康保険田老診療所 所長

2011年3月 東日本大震災で被災、東北大学大学院修了(感染制御学)

2012年4月 自治医科大学附属さいたま医療センター総合診療科 助教

2014年4月 東北大学病院総合地域医療教育支援部 講師

2018年4月 現職