【我が人生】「人生における巡りあわせ」 39期(昭63) 相良南海夫 (早稲田大学ラグビー蹴球部監督)

昭和63(1988)卒 39期 相良南海夫 H組 経済

【我が人生】「人生における巡りあわせ」

 学院同窓会のメールマガジン創刊号の発行に際し、学院同窓会理事監査役の辻村義弘先輩(32期 H組 建築 理事)より寄稿の依頼を受け、多方面にご活躍の諸先輩や後輩が多々いらっしゃる中大変僭越ではございますが、一文寄稿させていただきます。

 まさに青天の霹靂であった。忘れもしない一昨年のクリスマスにOB会より早稲田大学ラグビー蹴球部監督の打診を受けた。創部100周年のメモリアルYearに長らく低迷するチームの監督を引き受けることは、火中の栗を拾うようなものだと正直思った。と同時に、そういう状況において私がこのような打診を受けたことは、大袈裟かもしれないが「人生における巡り合わせ」であると思い、私自身の気持ちは「引き受ける」ことで即決していた。そして、家族の理解と勤務先の三菱重工の寛大なる理解と協力を得て、2018年2月25日、早稲田大学ラグビー蹴球部監督就任となった。

2018年 関東大学対抗戦A 優勝

学院ラグビー部時代の教え

 「人生における巡り合わせ」……、それは15歳の春に学院に入学したことが、まず最初の大きな「巡り合わせ」であったと、歳を重ねれば重ねるほどつくづく感じる。学院入学後にラグビー部に入部し楕円球に出会い、ラグビー部長の伴一憲先生、日本ラグビー界の頭脳である大西鐵之佑先生(旧制高等学院卒)、学院/大学ラグビー部OBの竹内素行監督(20期 K組 法学)や寺林勉コーチ(29期 A組 経済)らから愛情と情熱のこもった指導を受けた。そして、3年生時には部の目標であった10年ぶり2度目の全国大会出場を果たした。それは、大西先生の言う「信は力なり」を体現した瞬間であった。この学院ラグビー部時代に受けた教えや経験が、私自身のラグビー観のみならず人生観に大きな影響を及ぼし、根幹をなしていることは言うまでもない。そして、「本気で」目標に向かい苦楽をともにした仲間は、今も一生の友である。

 もし学院に入学してなかったら…、もし学院入学後にラグビー部に入っていなかったら、今どんな人生を過ごし、どんな人生観・価値観を持っているのだろう……とふと思うことがある。

 でも、それは誰にも分らないことで、考えたところで意味がない。学院と「巡り合った」ことが、今の私自身の生き方の礎となっていることは間違いない。50歳を目の前にして言うことではないが、この先の日常の中での大なり小なりの「巡り合わせ」を大切にし、人間的にまだまだ成長していきたいと思う次第である。

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(早大ラグビー蹴球部 https://www.wasedarugby.com/)