3年連続「スタンフォード大学e-Japanプログラム」で最優秀賞受賞 26期理事 島昌英 H組 法

1975年(昭和50年)卒 26期理事 島 昌英 H組 法

3年連続「スタンフォード大学 Stanford e-Japanプログラム」で最優秀賞受賞

 

 コロナ禍の影も形もなかった昨年10月の同窓会理事会で、本杉学院長から「学院生がスタンフォード大学 Stanford e-Japanプログラムで最優秀賞を3年連続で受賞した」と学院生の活躍についてご紹介をいただきました。これをメールマガジンに掲載しようということで同窓会の広報担当理事の意見がまとまり、本年3月初旬に学院を訪問して三人目の「最優秀生徒」となった渡邉航大(わたなべ・こうた)君にインタビューしてきました。

 まずは、「Stanford e-Japanプログラム」について紹介します。このプログラムは、スタンフォード大学が「日本の高校生を対象にアメリカの社会・文化、日米関係、歴史問題等について学ぶためのオンラインプログラム」として2015年に創設したもので、公益財団法人柳井正財団(因みに柳井さんもワセダなんですね)がスポンサーとなっていることから日本全国から選抜された高校生約30名は無料でこのプログラムを受講することができます。プログラムの構成はオンライン講義、reading assignment、宿題、討議、最終論文作成に分かれ、このうち期間中に10回程度行われるオンライン講義では全米の様々な分野の教授、専門家、外交官等が講師となります。テーマも第二次世界大戦時の日米関係という歴史的なものから、シリコンバレーと起業家、米国の教育など現代的なものまで幅広く、アメリカと日本双方の視点から日米関係を学ぶことができるそうです。

 渡邉君は先輩の勧めで本事業に応募。見事に選抜され2019年4月からのコースに参加しました。土曜日午後のオンライン講義は学院内でパソコンを使ってこなし、他校からの参加者と議論も行った上、「日米の教育問題」をテーマとした最終論文を8月にスタンフォード大学に提出。この結果、全参加者中上位3名までに与えられる「最優秀賞」をめでたく受賞しました。本年8月にスタンフォード大学で行われる表彰式で自分の論文をプレゼンする機会を与えられています。コロナ騒ぎが収まって無事に米国に出発出来ることを祈るばかりです。

 本人は、学院の先輩が一昨年、昨年と2年連続で「最優秀賞」を受賞したことは当然知っていてプレッシャーになったそうですが、「日米関係をリアルに話せる」ことを楽しみながらめでたく最優秀賞の栄誉に輝きました。

渡邉君は、このプログラムを受講して今後の進路として国際政治に関心が高まったそうです。流石に学院には「すぐりし精鋭」が多数います。今年のコースも既に始まっていますので、学院生が「4年連続で最優秀賞を受賞」できるよう我々OBも応援に熱が入るというものですね。