2023年度「同窓会学術研究奨励金」支給案件の「研究成果報告書概要」
2023年度の「同窓会学術研究奨励金」の対象案件は28件(うち中学部1件)、支給総額は70万円強となります。今回も研究テーマは多岐に渡ります。歴史、文化、社会問題、化学、生物学。またIT/AI、エンターテインメント、観光、その他多数。本当に多くの分野に渡りますが、それら要素が単体として研究されるだけではなく、複合的テーマととらえたアプローチも見受けられます。現在の学院生の発想の豊かさには感心するしかありません。
しかし元をたどれば、これこそ学院ならではのカラーなのだと感じます。現在社会における多くの中高生たちが既定路線とも思われる受験というイベントに自分の知的時間を費やしています。この若き好奇心あふれる時間を、自らが興味を持つ課題の研究に利用できることは正に学院生の特権であると思います。その意味で「同窓会学術研究奨励金」というものが全国の中高の中でも学院というユニークな環境でこそ意義があることを思い、またこれが活用されることを願って止みません。現役学院生のみなさん、ささやかではありますが、同窓会としてご支援させていただきます。がんばってください。
<高等学院>
NO | 学年 | 研究代表者名 | 研究課題名 | 報告書 |
1 | 1 | 高橋 彰仁 | クイズ生成サービスの開発 | |
2 | 1 | 川嶋 悠太 | 対馬の生態系と環境問題 | |
3 | 1 | 本間 義隆 | 飯綱山を例とした中世から近世までの山岳修検の歴史的意義とその過程についての考察 | |
4 | 1 | 境野 史人 | ポストコロナ時代の観光地対馬に関する研究 | |
5 | 1 | 鈴木 凱陽 | 現地調査と文献調査による江戸時代における西廻り航路成立がもたらした商業都市「大坂」の発展の相関 | |
6 | 1 | 池谷 学 | いわゆる「請来様」の愛染明王図像についての研究 | |
7 | 1 | 久山 巧 | 飼育下でのオイカワの婚姻色の出方の違いについて | |
8 | 1 | 杉本 啓 | コンピュータシミュレーションを用いた生物の行動原理に関する研究 | |
9 | 1 | 鈴木 雅人 | サンゴの飼育環境の最適化及び刺胞発射に関する研究 | |
10 | 2 | 柴田 奏汰 | 時間と空間の変化における環境への影響の調査と比較を行う上での適切なタイムスパンと距離の考察 | |
11 | 2 | 西野 亮祐 | 戦前の対馬要塞の歴史と砲台の現状調査 | |
12 | 2 | 吉田 翔胡 | ハンセン病問題の継承と教育~若年層の視点から~ | |
13 | 2 | 周 瑞恩 | 食虫植物におけるナノシートを用いた電位変化の測定 | |
14 | 2 | 畑 翔太 | 触媒の種類が過酸化水素の分解速度に与える影響の調査 | |
15 | 2 | 川村 緒人 | 蒋介石政権の華北五省に対する地域支配の変遷について-民意、経済権益、軍事的プレゼンスの三つの視点から- | |
16 | 2 | 黒木 勇人 | 100g以下の超小型ドローンの自動障害物回避システムにおける、ランダムフォレストとシミュレーション画像収集の有効度の検証 | |
17 | 2 | 石田 那央 | チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫における特異的な食性と消化についての研究 | |
18 | 2 | 山﨑 正太郎 | 日本社会党が55年体制後に支持を広げることができなかった原因-西欧の社会民主主義政党との違いに着目して- | |
19 | 3 | 近藤 汰津樹 | コミュニティバスの存続に向けて | |
20 | 3 | 田島 大和 | 檜枝岐村におけるUIJターンを促進する要因とそのプロセス | |
21 | 3 | 井上 至道 | 過熱が与えるさつまいも糖度への影響 | |
22 | 3 | 蓬田 皓介 | アニメの配信形態による聖地巡礼の類型化 | |
23 | 3 | 岩村 陸 | ChatGPTを用いた感情分析-従来手法との精度比較- | |
24 | 3 | 山下 晃平 | 学校の道徳教育における授業と評価の調査及びその評価理論と実践の乖離 | |
25 | 3 | 蓼沼 安路 | 新たなサイクルトレインを活用した内房地区の観光地開発に関する研究 | |
26 | 3 | 二本木 葦智 | 現代日本における社会運動調査-気候危機を訴える若者たちから考える- | |
27 | 3 | 藤井 快地 | 昆虫等の小動物の人口磁場下での行動を記録する簡易装置の製作と一定方向の磁場の印加がゴキブリの行動に与える影響 |
※報告書欄のPDFをクリックすると、報告書の概要をご覧頂けます。
<中学部>
NO | 学年 | 研究代表者名 | 研究課題名 | 報告書 |
28 | 2 | 岩佐 修司 | FLLのミッションに沿ったロボットやプレゼンテーションの製作 |
※報告書欄のPDFをクリックすると、報告書の概要をご覧頂けます。